復興に向けて立ち上がる企業の応援団になりたい!
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- NPO法人ファイブブリッジ事務局長 山田康人
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(プロフィール)
宮城県庁に勤めながら、個人としても地域活動に力を注ぐ。
気仙沼在住時には、地元の若者とまちづくり団体「気楽会」を立ち上げ、
気仙沼ホルモンのPR活動を行うなど根っからの気仙沼好き。
最近では、NPOファイブブリッジ事務局長として、食の実践者が集う
情報交流サロンを主宰するなど、組織を超えた個人でつながるネットワーク
の形成を行っている。
(メッセージ)
今回の震災は私が愛してやまない宮城を一気に飲み込んでいきました。
地域復興には地場の中小企業が立ち上がることが不可欠です。それなしには、その地域の資源や文化を活かした産業を失うことになってしまいます。
ただ、今回の震災により沿岸部の企業は建物や設備に壊滅的なダメージを受けてしまいました。しかし、物がなくなっても、「人」は残っています。経営者の心に宿る「志や情熱」は消えてはいません。それどころか、この逆境の最中にあって煌々と燃えたぎっています。
今回ファンドで復興への第一歩を踏み出そうという企業はみな、そんな企業です。先の見通しが立たない現状でも、未来への確かなビジョンを描いている魅力的な経営者です。
私は震災直後から、まず自分がファンである企業の再建を何とか応援したい、可能なら自分のお金を出し、それを使ってほしい、そう思いました。ただ、そのための具体な手段がありませんでした。通常であれば、「買う」という方法で応援することができますが、今はその商品すら作れない状況です。
そんな中で、ミュージックセキュリティーズさんとご縁があり、新しく立ち上がったのがこのファンドの仕組みです。一個人が、小口出資という形で、自分自身が共感し、応援したいと思った被災企業の復興に一役買うことができます。
すでに個別企業のファンの方、沿岸部の地域にゆかりのある方はもちろんのこと、今回の震災復興に対して何とか力になりたいと考えている全国のたくさんの方々に、このファンドを通じて、再建を目指す地場の中小企業のファン・応援団になっていただき、復興に向けて共に歩んでいただけることを心より願っています。
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